センター概要

Well-being(幸福・健康)な社会づくりに向けた社会疫学研究とその応用


日本福祉大学健康社会研究センター(Center for Well-being and Society, CWS)は,Well-being(幸福・健康)な社会づくりに向けた社会疫学研究と,その応用のための拠点を目指しています.社会疫学は,健康の社会的決定要因の解明を進める新しい研究分野です.大規模データを用いた実証研究と,得られた知見を社会に応用するための政策研究や社会への情報発信を行います.
日本福祉大学健康社会研究センター紹介パンフレットアドビPDFファイル[Adobe PDFファイル]

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Well-beingの社会的決定要因の研究

健康の社会的決定要因と,それがWell-being(幸福・健康)に影響を与えるプロセスを解明します.例えば,個人レベルのものとして婚姻状況や社会的ネットワークの豊かさ,所得や教育歴,職業・就労状況などの社会階層の違いによる健康格差の実態とその形成プロセスをAGESプロジェクト(※)で明らかにします.(※)Aichi Gerontological Evaluation Study(愛知老年学的評価研究プロジェクト)

Well-beingな社会の研究

ソーシャルキャピタル(※)と健康の関連やそのプロセスについての理論研究やAGESプロジェクトのデータを用いた実証研究に取り組んでいます.これは,Well-beingな社会の特性を明らかにし社会全体のWell-beingを高めるための社会政策に,エビデンスを提供する基礎研究です.(※)社会関係資本・人間関係資本(協調行動を容易にさせる信頼・規範・ネットワーク)

Well-beingな社会づくりへの応用

研究によって得られた知見や示唆を現実社会にフィードバックしていきます.保健・医療・福祉政策に留まらない広義の社会政策の研究や,自治体と協力して地域介入研究にも取り組みます.ソーシャルワークやヘルスプロモーションの一環として保健医療福祉専門職や一般市民へ向けて情報を発信し,Well-beingな社会づくりへの応用を試みます.

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